農産物ご案内

市川果樹園のりんご

すべて無袋で育てる当園のりんごは、太陽の光をたくさん浴び色鮮やか。昼夜の寒暖差が大きい気候のお陰で、甘みと酸味の増した美味しいりんごです。 熟したものから順に収穫していますので、美味しい果実をお召し上がりください。

りんご栽培80年の歴史と技

りんご栽培歴50年、9代目康蔵の剪定技術により美味しいりんごが生まれます。 剪定とは、収穫量から樹の生育まで左右する、果樹栽培において最も大事な作業です。 基本的なセオリーはあれど、高度な技術はもちろんのこと、長年の経験とセンスが物言う世界。10代目も剪定技術を受け継ぐべく努力しておりますが、一朝一夕では習得できない、まさに職人技です。

44年継続している有機肥料による「生きた土」づくり

当園では、44年前より堆肥による土づくりに取り組んでおります。 また、13年前より有機肥料による土づくりを継続しております。魚カス、カニガラ、菜種油カス、海草をはじめとした有機物を混合した特別な有機肥料を使用しております。 土壌に深刻な影響を与える化学肥料・除草剤は一切使用せず、「人」による草刈りを行っています。刈った草は土にかえり、やがて肥料となります。

すべてのりんごが無袋栽培です

当園のりんごは、太陽の光をたくさん浴びて、大変色鮮やかです。 無袋栽培のりんごは、糖度が高く、栄養価にも優れています。

完熟りんごは「収穫日」にこだわります

一般的に小売店で販売されているりんごは、長時間の流通に耐えられるよう 成熟する前に早採りされることがあります。 当園のりんごはすべての品種で完熟した果実から、目で見て選び出し収穫します。 特にサンふじは雪が降る寸前まで、甘く美味しくなるように木にならせておきます。 収穫後は直ちに1℃に保った冷蔵庫へ入れて、鮮度管理をしておりますので、 美味しくお召上がりいただけます。

手選果されたりんごだけをお届けします

りんごはひとつひとつ丁寧に手に取り、厳しい目で選果された果実だけを荷造りします。 選ばれた果実だけがお客様の元へと届けられるのです。

りんごの種類

さんさ

ニュージーランドのりんご“ガラ”に、日本のりんご“あかね”を交配させて生まれました。


りんごの中では、つがると同じ早生(わせ)の品種です。果実は小さめで、色はほんのり赤色。さわやかな香り、甘みと酸味のバランスが良く人気があります。サンふじ”のような濃厚な味ではありませんが、“初物のりんご”としてご笑味ください。

冷蔵で約2週間、常温では2日間おいしくお召上がりいただけます。常温では保存性がよくありませんので、冷蔵庫での保存をおすすめいたします。ビニール袋に2~3個ずつ入れ(又はサランラップに1個ずつ包んで)冷蔵庫へ入れていいただくと水分の蒸発が防げて長持ちいたします。

紅玉(こうぎょく)

古くから親しまれているりんごのひとつです。アメリカで発見され、日本へは明治4年に導入されました。


りんごの中では中生(早生・晩生の間)に部類される品種です。果実は小さめで、色は鮮やかな赤色です。酸味が強いことで有名ですが、糖度を計ると他のりんご(秋映や陽光)とあまり差はありません。酸味、甘みの両方が濃いためにとても濃厚な味がします。焼き菓子、ジャム、アップルティーなどによく使われるのは、火を通しても風味と味がそこなわれないためでしょうか。

常温では保存性がよくありませんので、必ず冷蔵庫で保存してください。本年は比較的小玉が多く、果実がしっかりしております。例年より小さい果実が届くかと思いますが、品質は良いですからどうぞご安心下さい。

秋映(あきばえ)

地元、長野県中野市出身の故小田切健男氏が育成した品種です。「つがる」に「千秋」を交配して育成されました。主に長野県内で栽培されているりんごです。


りんごの中ではシナノスイート、紅玉などと同じく中生(早生・晩生の間)に分類される品種です。果実は比較的大きめ、紅玉以上に深く、濃い赤色になるのが一番の特徴です。甘味と酸味のバランスが良く、果汁も十分あります。味、見た目ともに非常に良い品種として、長野県内では栽培農家が年々増加しています。

常温で14日くらい、冷蔵で30日程度が目安ですが、なるべく冷蔵庫での保存をおすすめいたします。柔らかい果肉がお好きな方は、 常温で保存し、お好みの状態でお召し上がりください。

シナノスイート

長野県須坂市の県農業試験場で育成された品種です。「ふじ」に「つがる」を交配して育成されました。主に長野県内でのみ栽培されているりんごです。


りんごの中では、秋映、紅玉、などと同じく中生(早生・晩生の間)に分類される品種です。果実はふじと同じくらいで、比較的大きめです。味は甘味が強く、果汁も十分あります。 長野県内では「シナノスイート」「秋映」「シナノゴールド」の3品種を【りんご3兄弟】として売込み中です。栽培農家が年々増加しています。(^<^)

*「りんご三兄弟」は全国農業協同組合連合会の登録商標です。

常温で14日くらい、冷蔵で30日程度が目安ですが、なるべく冷蔵庫での保存をおすすめいたします。柔らかい果肉がお好きな方は、常温で保存し、お好みの状態でお召し上がりください。

王林

「ゴールデンデリシャス」と「印度」の交雑実生。昭和27年に『王林』と命名されました。


りんごの中では、ふじと同じく晩生に部類される品種です。果実は大きめで、色は黄緑色~黄色です。 果実表面に「果点(点々)」がみられますが、王林の場合は熟度の目安になります。甘味が強く感じられ、果汁も多く、独特の香りがあるため根強いファンから指示され続けています。

果肉が比較的やわらかくなりやすいため、冷蔵庫で保存してください。冷蔵庫で保存しますと、1ヶ月以上はおいしく食べられます。常温保存では10日程度です。

シナノゴールド

長野県須坂市の県農業試験場で育成された品種です。「ゴールデンデリシャス」に「千秋」を交配して育成されました。主に長野県内で栽培されており、地元を代表するりんごです。


千秋のジューシーさ、しっかりした硬さを受け継ぎ、ゴールデンデリシャスからは甘さを受け継いでいます。 樹上で完熟すると樹全体がその名の通り金色に輝いて見えます。味は甘味、酸味ともに強く、果汁も十分あります。 長野県としては「シナノスイート」「秋映」「シナノゴールド」の3品種を【りんご3兄弟】として売込み中です。 栽培農家が年々増加しています。(^<^)

室温で1ヶ月、冷蔵(約4℃)で3ヶ月が保存可能期間の目安です。非常に日持ちの良いりんごですが、冷蔵庫での保存をおすすめいたします。

サンふじ

「国光」と「デリシャス」の交雑により誕生した品種。園芸試験場東北支場(現 農研機構果樹研究所)で育成され、1962年(昭和37年)に命名登録されました。世界的にも人気が高く、アメリカやニュージーランドなど海外でも生産されています。


晩生種のりんごで当園では一番最後に収穫をします。果肉はややかたく、甘味があってほどよい酸味もあります。果実は丸みがあり、果皮の色づきがよく香りも良好。果肉はやや粗いですが、食味がとても優れており、長年にわたって日本で一番生産されているりんごです。

室温で1ヶ月が保存可能期間の目安です。冷蔵保存(約4℃)をしていただくとより長持ちしますのでおすすめです。